土地みたて 2020.02.24

変わる『現地調査』

大阪で住宅営業をしていた頃は、

「こんな家欲しくないなあ」

「なんで新築建てるのにこんなに魅力がないのやろう」

などと考えながらお客様にはせっせと勧めていたのですが、

『土地をみたてる』

という概念を知ってから多くのことが腹落ちし、長年たまっていた疑念が解けることになりました。

 

大阪時代、『現調』と称し注文住宅の建設用地に赴くことが毎週のようにありました。

(関西圏はあまり県境という感覚はなく、兵庫県の自宅から大阪府の事務所に寄って奈良県の現場に出向くと行ったことも普通にありました。)

 

現調をさせていただくということは営業マンとしてのお客様からの信頼の証、意気揚々と現場に向かいます。でも、当時は敷地境界線と道路、あとは隣接地の高低差を見る程度で2〜30分で終え、相方の営業マンと喫茶店に行ったりゴルフの打ちっぱなしに寄ったりしている時間の方がよっぽど長かったものです。笑

 

という感じで、主にプラン提案用の図面を描くための調査が主でした。また、そのことに何の疑いも持ち合わせていませんでした。 何しろ10社競合でのスタートはあたりまえで、10回現調して1〜2軒契約できればいいほうでしたから。 ほとんどの場合、二度とその場所を訪れることはないという、ある意味その日限りな感覚がありました。(だからこそ、喫茶店やゴルフ練習場の開拓にも余念がなかったのかもしれません💦)

 

↑こんな図面があれば、ほとんど「現調することなし♡」って感じでした

 

36歳になって鹿児島に移ってから、この現調たるものは一変しました。現場で収集する情報が敷地境界線の内側はもとより、その外側のかなり広範囲にわたるのです。 地方の広い土地のときには朝から初めて、レベルが読めなくなる日没まで敷地まわりをうろうろしていることもあって、夏場はもうどこがかゆいのか分からないぐらい蚊に刺されてあちこちボコボコになっていました。

 

測量作業をしていて「何で?ここまでしなくても…」と最初は思ったのですが、

 

どうしてその情報が必要なのか?

その情報が何の役に立つのか?

その情報があることで建物の在り方にどう影響するのか?

そうして完成した住まいはどのような居心地になるのか?

その後、理解するまでにかなりの時間を要することになりました。

 

このコラムシリーズでは、理想の住まいづくりの源となる『土地みたて』について、これまでの体験談を通じてお伝えしたいと思います。

 

ところで皆さんは現調、どうされていますか?

 

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