毎年恒例の「チラシあらため」
自宅ポストに入ってくるチラシをしばらく捨てずに取っています。たまりにたまったチラシはなかりの量になります。それを毎年まとめて見なおしているのですが、1年分を振り返って見ているといろいろな発見があるのです。また、そのチラシの制作に携わっている社長や担当スタッフ、外注デザイナーさんなどの心境が分かる場面もあったりして、なかなか味わい深いものがあります。
自宅のある地域では区画整理事業が進行中です。すでに完了した地域では新たな宅地開発やアパート建築などが盛況で、鹿児島市内でも珍しい人口増加地域になっています。それにともなって近くの小学校では新校舎の建築も進んでいます。そういった地域の事情もあってか、ポストに投函される住宅関係のチラシやダイレクトメールは最近増えてきた印象があります。
このあと、チラシの束から印象深いものをピックアップしてご紹介します。私見ですが同業視点のコメントつきです。ご興味のある方はお付き合い下さい。
●ドローン敷地図チラシ


●にぎやかデザインチラシ

●ロゴパターン縁取りチラシ


●手作りプリントチラシ


●プレゼント攻勢チラシ




ここからは、制作担当者の心情が伝わってくるものです。制作担当者は、なんとか反響を増やそうとあの手この手で工夫しなければなりまん。これは社内・社外問わずです。実際には成約して利益を産んでこそ成果となる訳ですが、広報段階ではどうしても反響数が評価の物差しになってしまいます。 同様の経験を持つ身としては、つらい中の奮闘ぶりについつい目がいってしまうのです。
●バタバタ四苦八苦チラシ



●コラージュ技法満載チラシ


●ゴージャスムードな文字だけDM



●「桜島眺望」本物&フェイクチラシ


いかがでしたか?各社懸命の工夫が見てとれます。よくも悪くも、たずさわる人たちの叡智と悪戦苦闘する様が感じられます。しかしながら厳しい反響結果が想定され、心おだやかではいられないものも多数あります。「あー。この人もやってしもてるわー。」と自らの失敗談をついつい思い出して心がザワザワしてしまいます。ということもあって「チラシあらため」はお正月ゆっくりできる時の恒例行事にしているのです。
大量のチラシの中からご紹介したいものはまだまだあります。次回コラム、チラシ『珍百景』(その4)に続きます。お楽しみに。
社長の自宅ではポストに入ってきた「チラシ」どうしてますか?いちおう見てらっしゃいますか?それとも、そのままゴミ箱行きでしょうか?
チラシ『珍百景』(その2)も見てみる