売れる力とは? 2020.04.13

忘れ得ぬひと言 その2−1

恥ずかしながら、わりと最近までVC(ボランタリーチェーン)という言葉を知りませんでした。

お金さえ払えば、規格商品の色々必要なものが揃ってオールインワンのパッケージで納品されるという、各地の中小・零細工務店の経営者にとって、まるでドラえもんのような嬉しいシステムです。

 

施工事例の画像や動画、カタログやパンフレット、パースや仕様内容のプレゼン資料、仕様書、図面、見積書、実行予算書、さらにはファイナンスのコンサルティングシート、資金計画書、契約書、発注書、アフターサービスマニュアル、竣工検査チェックリストなどなど…

 

そのむかし、『桂三枝の国取りゲーム』というクイズ番組があったのをご存知でしょうか?(ご存知の方は年代バレバレです。お時間ある方はどうぞ↓)

 

https://youtu.be/gOeT3YPn-1E

 

 

また、VCの商品(エリアで販売する権利)を購入すると、戦国時代さながら自社の商圏にその商品に限り排他的かつ独占的な営業展開エリアが誕生するわけです。

これは、経営者にとっては非常にありがたい。

 

普段からビジネス書などでよく勉強をされている社長にとっては、これで多くの時間を買うことになる良い買い物と言えるはずです。広いエリアで展開されている会社の場合はふた口買って、自社の販売エリア分を確保することになります。

 

エリアの取り合い合戦は、比較的地方ではゆっくりであることが多いですが、あの「商品」を導入したら売れた!といった噂が拡がると隣町の工務店さんが偵察に来たりして、気がつけばある日突然同じ商品を売り始めたりすることになってきます。(自社の導入が早かった分、隣町の工務店でも導入が早いのはあたりまえです)

 

その時点では、まあ隣町で自社としてはエリア外なのでいいか。「オレは先見の明があった」と思うぐらいで何ということはないと、でんと構えていたりするわけです。

しかしながら、この「エリア」が厳密に守られるのはVC本部がWEBなどで集客した自社購入エリア内の問い合わせ案件のみであり、隣接する競合会社とは、せっかく買った島に入った入られたということになるのです。

 

こうなると社長も落ち着いてはいられません。そうです。自社の牙城で価格競争が発生するからです。しかも、嘆かわしいことに新しく買ったばかりの主力商品でです。

一方では、元々自社の営業マンも隣町に攻めていく猛者もいたりするので言えた義理ではありません。

こうして、縄張りをまたいでの抗争が始まるのです。いわゆる、『仁義なき戦い』です。

 

社長、あなたの町では大丈夫ですか?

 

忘れ得ぬひとこと その2−2 につづく

TAGS

メールマガジン登録

『選ばれる工務店への道』

− メールマガジン登録 購読無料 −

メルマガだけでお伝えする『限定』コンテンツの他、コラム更新情報、最新セミナー情報などをお届けします。ぜひご登録ください。(登録解除は随時可能です)

※ひらがなで あ と入力(必須)
プライバシーポリシーをお読みいただき、同意のうえ送信してください。
powered by acmailer"