はじめての方へ

本物を目指す経営者の方へ

私たちが何かをお客様に提供するとき、本当にそれを信じることができるのは自分の体験で獲得したという確かな手ごたえがあるときだけです。簡単につくったものはすぐに壊れてしまいますが、時間をかけてつくられたものにはその先の長い時間にも耐える強い命が与えられます。

 

当社は『居心地で選ばれる住まいづくり』に特化した指導機関として工務店・ビルダー様を対象とした指導・育成・アドバイスを行なっています。我々が目指していることは『住まい手の将来に渡る生活価値の向上』『住まいづくり企業の成長発展への貢献』です。 住まい手が投じた価格以上に価値を感じ続けることで、次のお客様に恵まれる好循環を作り出す。そのために、住まい手の将来に渡る生活価値の向上にコミットして事業にあたることが欠かせないと考えるからです。

なんちゃって工務店はいらない!

ただ残念なことに、工務店・ビルダーの中には「仕事の依頼をどうすれば簡単に受けられるか…」「どうすれば、楽をして稼ぐことができるか…」といった、自己の金儲けばかりを考えている程度の低い経営者も存在します。 彼らは、永続的な生活価値の提供とは真反対に将来住まい手が気づくであろう価値提供を避け、住まい手が認識している範囲の近視眼的な提案しか示さず、少しでも早く仕事が終わるように手を尽くします。

 

当社では、こうした自分の金儲けだけを考える工務店を『なんちゃって工務店』と呼んでいます。 彼らが仕事をすると時間が経てば経つほど住まい手の満足度は低下、暮らしを発展させ楽しむ習慣も定着することはありません。 プロフェッショナルであれば、何を提供できるのか?将来形はどうなのか?なぜ、そうするのか?といったことを明確にし、住まい手の生活が豊かに発展し自律的に軌道にのっていくことを喜びにすべきです。名医に患者が絶えないのと同じく、本物の工務店に依頼が絶えることはありません。

各々の、潜在的な志、眠れる資産を活かす

私は、住まいをつくる業界の中で注文住宅の仕事に28年以上携わってまいりました。2府5県にわたり様々なご職業、年齢層の方々の住まいづくりのお手伝いをさせていただく機会に恵まれました。 その中で、『何を喜びとし何にコミットして仕事をするのか』を明快にすることがとても大切であることを多くの方から教わりました。 私の場合は36歳の時、鹿児島に移住するにあたってようやくその事がはっきりと見えてきました。 それは、何よりも将来に渡るお客様の暮らしの豊かさにフォーカスすること。そのために、自己の価値観にそむく事なくお客様に向き合うことに心を決めました。

 

それぞれのご家庭の価値観はそれぞれ違いまさに千差万別ですが、その生活の場としての土台となるべき要素には多くの”共通項”があります。それを満たすためには昨今の画一的な住まいづくりでは不十分である事はそれほど意識されていません。 根本的な居心地や機能性、時間と共に変化する要素をスルーして建てられた住まいは、時間と共に陳腐化していく運命にある事は明らかです。多くのつくり手は、広告コピーではそのようなことをうたっていても実際のところはその方法論について無知であり、必ずしも住む人の暮らしの豊かさにコミットしてはいないのです。

 

私は鹿児島移住後その仮説を検証すべく、1000カ所を超える土地を様々な角度から評価、自分がそこで長く住まう視点でお客様に選択していただくかどうか、最良の選択は何かを導くことに腐心してきました。そうして一軒一軒の住まいづくりにおいて徹底的にその方法論を探究することに没頭しました。その場所を取り巻く環境と生活する際の感情が動くシーンや時間的変化に対してのアプローチと対処が完成後成長していく居心地の源であることを多くの事例で検証していくうちに、その”共通項”が見えてきたのです。

 

人にひとりひとり個性があるように住まいを構える場所の環境や条件は様々ですが、人がそこで豊かに暮らすための本来望まれるファクターがあり、それらを結びつける公式は分解していくとそう多くはありません。そういった居心地の土台となるべきファクターを整えるための提案は何より優先されるべきです。居心地が満たされたその上にそれぞれの住まい手の価値観や習慣を重ねていくと、長きに渡って喜ばれる住まいとして大切にされるのだと言うことを数多くの入居宅を拝見する中で体験することができました。

 

自分なりに「豊かに暮らすということって、こういうことなのかな」と思えることはひとつひとつ自宅で検証してみました。そういった内容をビフォー&アフター形式でビジュアルに紹介したのが書籍『家づくりの玉手箱』です。 私はこれまでの活動を通して「住まいを計画するその場所の持つ潜在的な強みを見つけ出し、それを将来に渡って発展していく居心地のいいカタチに具現化する」ことの重要性に気づきました。それは住まい手の皆さんが、自宅で豊かに過ごすための本物のノウハウを渇望しているからです。住宅業界は戦後の復興需要を終えてもなお経済牽引分野として優遇されてきましたが、ここにきて決定的な市場縮小に見舞われています。そういった環境だからこそ、つくり手である工務店も大切なことに気付き挑戦する時だと思っています。

すぐに儲かるメニューはご用意していません

当社には「こうすれば見込客を獲得できる」といった、即物的なメニューはご用意していません。 むしろ「住まい手であるお客様に未来の生活価値を提案する正しい姿勢と心構え」「設計・発信内容の深耕と体系化」…といった実に遠回りに見えることを重視しています。それは、クライアント企業が万一にも目先の利益のために住まい手を犠牲にする行為をしたりしてはならないと考えるからです。

 

何代もの長い業歴を引き継いで経営の現場で仕事をされてきた方々はもちろん、新たに地域で旗揚げした方にもお客様から選ばれ続ける工務店業として活躍するための潜在的な力は宿っていると言えます。 そこには、培ってきた「うまく表現しきれないけれど、こうすればいい」といった暗黙知や共に住まいづくりに情熱を燃やす仲間が必ず存在するからです。当社では、こうした潜在的な信用と実力を具体的なノウハウにより「売れる形」にして、住まい手に伝えていくお手伝いをします。

 

勉強でもスポーツでも習い事でも、良いコーチや先生に学ぶと上達が速いのと同様に、事業においても先人の智恵に学んだり、新しい経営ノウハウを吸収して活かしていくことは、事業成長に非常に有効な手段です。 当社の仕事とは、こうした経営者を手助けする『実務指導』や『ノウハウの提供』であると私たちは考え、日々活動しています。

 

家づくりの玉手箱が見据えているのは、住まい手がその場所本来のポテンシャルを活かした生活価値を得られる住まいづくりがあたりまえに選択できる未来。そういった住まいづくりを提供できるつくり手を増やしていくことでの工務店・ビルダーさんの新しい発展です。そして、その結果豊かな地域社会の未来づくりの一翼を担うことを事業理念としています。

 

改めて言うまでもないことですが、人の一生は長いようで短いものです。限られた命をどう使うかこそが使命ならば、人生を賭けるに値する本物の道を選ぼうとする方と共に歩みたいと考えています。もし我々の考えに賛同いただけるようでしたらぜひお声がけいただき、お客様から選ばれる本物の存在になるための真の登竜門として当社をご活用ください。 地域の工務店・ビルダーとして、もっと高みを目指される意欲的な経営者様との出会いを願ってやみません。

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