イマドキの「チラシ」
紙の新聞を取るのをやめてから、折り込みチラシを目にする機会が激減していました。 しかし、最近自宅では新聞に折り込まれるのではなく、チラシ単体でポスティングされるものがググッと増えてきました。紙の新聞の配達が減ってしまった事に対応してどんどんチラシだけ配るようになってきたのです。
住宅・不動産を始め、屋根・外壁・エクステリアのリフォーム、美容室やスーパーなど、告知内容は様々です。以前は私自身も「どうやったらお客さんが来てくれるのか?」DMやチラシの内容に頭をひねる日常でしたから、告知内容に興味はなくてもついつい中身を見てしまいます。チラシを見ていると、その会社や担当者のキャラクターがなんとなく浮かんでくる気がするのです。
今年になってから自宅に入ってた住宅関連のチラシの中で、面白かったもの。「イマドキのチラシやなー」と思ったものなどを紹介します。いっしょに「世相」と「広告主の人柄」を感じてみましょう。





ぐいぐいアピールする「チラシ」
次に、ぐいぐい押してくるタイプのご紹介です。チラシは一瞬が勝負と言われますので「ビジュアル勝負」のもの、「シュール」な雰囲気のもの、工夫も色々です。



早く早くと煽ってくる「チラシ」
そして「早く契約しろ」と迫ってくるタイプのチラシです。「営業マン」が紙になってポストに入ってくるようなやつです。「暑苦しい息づかい」を感じる力作ぞろいです。



新築の分譲マンションでは、原則集合ポストへのチラシ配布はNGになってきています。防犯カメラで管理人さんが見張っていて、ポスティングしようとするとすぐさま飛び出してきて叱られるのです。(鹿児島市内のあちらこちらで経験しました)それではということで、管理人さんのいない夜間の時間帯にポスティングをしたら、翌日会社にクレームの電話が入りました(汗)できるだけ多くの人にポスティングしたい側としては、受難の時代です。
チラシは、主に集客のためにつくられる事が多いものです。そういう意味から投資額に対して「1反響あたりいくらかかった」とか「反響がとれてなんぼや」という感覚も強いかと思います。しかし、間違いないことがひとつあります。「チラシを見て反応してくれる人の数」より「チラシを見たけど反応しない人の数」のほうが圧倒的に多いはずです。
何らかの反応を取りたいがあまりに、反応しない人に「良からぬ印象」を残すことは避けなければなりません。少なくても社長はそういった視点から、印刷する内容を確認すべきです。「人の振り見て我が振り直せ」です。
社長の会社では最近「チラシ」をつくっていますか?自らの「分身」である「チラシ」にどんなことが書かれているのか、ご存知ですか?また、それは「分身」としてふさわしい内容でしょうか?
チラシ『珍百景』(その2)につづく。